Uber Eats（ウーバーイーツ）配達員は時給換算するといくら稼げるか解説！

日本でフードデリバリーと言えば「Uber Eats（ウーバーイーツ）」を思い浮かべる方も多いでしょう。

ウーバーイーツで注文したことがある方や、配達員として働くことに興味を持っている方もいるのではないでしょうか。配達員に興味がある方は、いくら稼げるのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、他の仕事の収入と比較しやすいようにウーバーイーツ配達員の収入を時給で考察しています。あわせて報酬の仕組みなどについても解説するので参考にしてください。

Uber Eats（ウーバーイーツ）配達員を時給換算

それでは、ウーバーイーツ配達員の報酬を時給換算するといくらになるのか考えてみましょう。

ウーバーイーツ配達員の報酬は、時給制ではなく「完全出来高制」です。請け負った配達を完了させるたびに配達報酬が加算され、配達回数が多いほど報酬も高くなる仕組みです。

ウーバーイーツの場合、その日の配達回数や稼働時間によって売り上げが増減するため、時給換算しても毎日同じ時給になるわけではありません。

2024年8月現在、ウーバーイーツにおける1回の配達の最低報酬額は「320円」に設定されています。

ウーバーイーツ側が上記の条件で見積もった案件に関しては、下記の画像のように配達員に依頼されます（配達依頼を受託するか否かは配達員次第です）。

仮に320円の案件を1時間に4件配達すると、ウーバーイーツ配達員の時給は1,280円です。しかし、あくまでも計算上の話であるため、実際には報酬が変動する可能性があります。

配達員としての経験から、愛知県で稼働した場合の時給は下記の条件で、概ね1,050~1,400円となりました。

• 1日の稼働時間を8時間程度
• 配達回数は20回前後
• バイクで配達する

金額にかなりの幅があると思われた方もいるでしょう。

理由としては、日によって請け負う配達の回数や案件によって報酬額が一定金額ではないためです。ウーバーイーツの配達は時給で請け負っている仕事ではありません。そのため、時給換算で考えた場合ある程度の幅があるのは仕方ないでしょう。

Uber Eats配達員 報酬（給料）の仕組み

ウーバーイーツ配達員の報酬の仕組みは、下記の項目の合計金額が配達員に対して支払われる報酬となります。

配送料

現在の配送料は、ウーバーイーツ独自の報酬アルゴリズムによって計算されています。

配達員は報酬額の結果を提示されるだけで、どのように計算されてその金額になったのかは全く分からない仕組み（いわゆる「ブラックボックス化」）です。

配送料については、その日の天候や稼働している配達員の人数、注文数など様々な要素を踏まえて算出されているといわれているものの、配達員に知る術はありません。

店舗で調理待ちで待たされたりお客様との連絡が取れなくなって配達完了までに時間がかかった場合などは、配送料が増額されるケースもあります。

関連記事：【最新】Uber Eats（ウーバーイーツ）の報酬がおかしい？実際に配達して検証

インセンティブ（プロモーション）

ウーバーイーツのインセンティブ（アプリ上ではプロモーションと表示）には以下の項目があります。

日跨ぎクエストは、1週間で何回配達したかによって得られる追加報酬のことです。

配達員によって設定金額は大きく変わりますが、配達回数が多い方ほど達成までのハードルは高く設定されています。その分、得られる金額も高くなっている傾向にあります。

不定期のクエストは、雨天時やお盆など期間限定で発生する追加報酬のことです。雨天時に発生するクエストは通称「雨クエスト」とも呼ばれていて、その日の雨の降り方によって報酬額に差があります。

天候により午前中だけ、あるいは午後だけ発生する場合があるので、配達員によってはその時間帯を狙って稼働する方もいるようです。

雨の降り方の強さによって配達1件あたりの報酬額は100～300円に設定されており、いくらになるかはウーバーイーツのさじ加減次第です。

配送料と同様に配達員は結果を提示されるだけで、なぜその報酬額になったのかは全くわかりません。

チップ

チップとは、お客様から配達員への感謝の気持ちです。

ウーバーイーツの本場である米国をはじめとした欧州の文化を取り入れた制度となっています。基本的にはアプリから受け取りますが、お客様によっては直接手渡しされる場合もあります。

配達員にとっては非常にありがたいチップですが、過剰に期待するのはやめましょう。チップはあくまでもお客様の気持ちです。日頃から丁寧な配達を心掛けていけば、受け取る機会も増えるでしょう。

自転車とバイク 時給の違い

ウーバーイーツ配達時に自転車を使用するかバイクを使用するか迷う方もいるでしょう。時給に違いが生じるとなれば、より時給が高い方にシフトしたいと考える方も少なくないはずです。

あくまで一般論ですが、自転車とバイクの時給を比較してみます。

時給に幅がある理由は、経験の差や地域差、稼働時間など配達員によって活動条件に違いがあるためです。

一般的には、バイクの方が時給は高くなる傾向にあります。バイクの利点は長距離配達にも対応しやすい点ではないでしょうか。

自転車の配達員に話を聞いたことがありますが、その配達員の方は3kmを超える配達距離は自転車では結構きついと話されていました。

そこで、両者のメリットとデメリットを比較してみましょう。

自転車とバイクの共通のメリットは、以下が考えられます。

• 比較的場所を選ばず止めやすい
• 車よりも小回りがきく
• 渋滞など交通状況の影響を受けにくい

次に、自転車のデメリットについて考えてみましょう。

• 天候の影響を受けやすい
• 稼げるかは自分の体力次第

バイクでのデメリットについても考えてみます。

• 天候の影響を受けやすい
• ガソリン代、オイル交換などメンテナンス費用がかかる

お金に余裕がある方ならバイクでの稼働はおすすめできます。今は配達専用の屋根付きバイクもあるため、雨が降ってもあまり濡れずに配達している風景をよく見かけます。

ただし、屋根付きバイクは高額であるため、よほど資金に余裕がある方向けと考えるべきでしょう。

一方で配達初心者には、自転車で稼働を開始し、配達に慣れてきてからバイクに切り替える方法もあると思います。

Uber Eatsの時給を高くするコツ

ウーバーイーツの報酬は経験を積んでいる方ほど報酬が高くなる可能性があります。仮に配達初心者であってもできるであろう時給を高くするポイントについて考えてみましょう。

高単価案件を狙う

ウーバーイーツの案件の中には高単価案件（または高額案件）と呼ばれるものがあります。配達員の間では通称「マグロ案件」と呼ばれている案件です。

1度の配達で1,000円を超える報酬額の配達案件のことを指すのですが、滅多に出るものではありません。マグロ案件については明確な地域による差があると感じています。

例えば、東京都内で活動しているフードデリバリー関連のYoutuberの発信を見たところ、筆者が稼働している愛知県と比較するとマグロ案件の出現率は都内の方が非常に高いと思われます。

あえて悪天候の日に稼働する

悪天候の日は配達員の人数が減る可能性があります。特に、自転車やバイクで稼働している配達員にとっては交通事故の危険が高まるため稼働しない方も増えるでしょう。

逆に注文者にとっては外出する機会が減るため、フードデリバリーを利用する方が増える可能性があります。配達員の人数よりも注文数が上回ることにより、配達報酬の上昇が期待できます。

雨クエストなども合わせて報酬アップさせることも可能です。

しかし、筆者が稼働中の愛知県に関しては悪天候であっても報酬単価にあまり影響はないと感じています。雨が降ったとしても金額に大きな変化はありません。

土日祝日に稼働する

土日祝日の稼働は報酬をアップさせるチャンスです。

土日祝日は時間帯に関係なく注文が入るため稼ぎやすいと言えます。

配達完了から次の配達までの空き時間も少なく、効率よく稼働できるため土日祝日の配達はおすすめします。

さらに他のフードデリバリーアプリとウーバーイーツを掛け持ちすることで、より効率的に稼ぐことも可能です。

気になる方は、下記の記事をご覧ください。報酬や服装、配達に使用するバッグなどを比較しています。

関連記事：Wolt（ウォルト）とUber Eats (ウーバーイーツ)配達員の違いを徹底比較！

お店が集中している地域に出向く

ウーバーイーツの配達員の収入が出来高制である以上、より多くの配達の機会を得る必要があります。

それが結果として、時給アップの可能性が高くなるからです。自宅が中心部や繫華街から離れているのであれば、店舗が集中しているエリアに出向くことも重要なポイントです。

店舗が集中しているエリアは必然的に注文数も増える傾向にあります。

まとめ

この記事では、ウーバーイーツ配達員の時給について解説しました。

固定時給の仕事とは異なりウーバーイーツ配達員の時給は、自分の経験や工夫次第で大きく伸ばすことも可能です。

ウーバーイーツ配達員は自分で働く時間や曜日を決められる自由な働き方です。自分の体力や生活スタイルに合わせて、ウーバーイーツ配達員に挑戦してみるのも良い経験となるのではないでしょうか。

これからウーバーイーツの配達員として稼働し始めたい方や、すでに稼働中の方もWoltなど他サービスと掛け持ちするのがおすすめですよ！